概要
令和7年1月24日、西予市立田之筋小学校の5・6年生児童を対象に、高血圧とその予防のための生活習慣について学んでもらうため、「心臓と血圧」「減塩」「禁煙」の3つをテーマにした体験プログラムを実施しました。
体験プログラムのようす
参観日での実施と言うことで、約20名の保護者の方にもご参加いただきました。
はじめに、心臓のはたらきや県内の心不全の状況、生活習慣病について説明し、食事や運動、たばこなどの生活習慣と病気の関係や高血圧予防が重要であることを学んでもらいました。
その後、「心臓と血圧」「減塩」「禁煙」の3つのコーナーへ移動し、それぞれのアクティビティを体験してもらいました。
心臓と血圧のことを知ろう!
「心臓とは?」「高血圧とは?」「動脈硬化とは?」など、心臓と血圧について基本から学び、血圧測定や動脈硬化の血管モデルを体験することで、高血圧がもたらす血管や心臓への影響について理解を深めてもらいました。
減塩のことを知ろう!
塩分の高い食事や偏った食事は、生活習慣病につながり、高血圧から心臓にも悪い影響をもたらすことを説明し、1日に摂ってよい塩分量や、食事の中にどのくらいの塩分が含まれているかを、塩や料理カードを使って体験してもらいました。
禁煙の大切さを知ろう!
肺にタールがたまるとどうなるのか、肺モデルによる実演や、たばこを吸うと将来の自分の顔はどうなるのかをアプリを使って体験してもらう等、喫煙がもたらす健康への影響を学んでもらいました。
参加者の声
■ 高血圧や減塩、タバコのことがよく分かりました。大人になってもこのことを思い出して気を付けたいです。
■ 高血圧になることで体に影響があるのは知っていましたが、心臓にまで影響があるとは思いませんでした。
■ 楽しく学べました。子どもたちの意識にも変化があると思います。(保護者)
■ 食生活を見直していこうと思いました。今日の夕飯で話題にします。(保護者)
アンケートより
学び体験終了後、参加していただいた児童と保護者の皆さんにアンケートを実施しました。
ほぼ全員が、高血圧やその予防のために大切なことが「よくわかった」「わかった」と回答してくれました。
また、「今日学んだことを生活にいかしたい」と回答してくれた児童・保護者は100%でした。塩分をとりすぎない、野菜や果物をよく食べる、体を動かす、(将来)たばこを吸わない、(将来)お酒をひかえる等、実践していきたいとのことでした。
これからも、家族ぐるみで高血圧対策を意識して、健康に過ごしていただきたいと思います。