概要
令和6年10月31日、西予市立野村小学校の6年生児童を対象に、高血圧とその予防のための生活習慣について学んでもらうため、「心臓と血圧」「減塩」「禁煙」の3つをテーマにした体験プログラムを実施しました。
体験プログラムのようす
はじめに、心臓のはたらきや県内の心不全の状況、生活習慣病について説明し、食事や運動、たばこなどの生活習慣と病気の関係や高血圧予防が重要であることを学んでもらいました。
その後、「心臓と血圧」「減塩」「禁煙」の3つのコーナーへ移動し、それぞれのアクティビティを体験してもらいました。
心臓と血圧のことを知ろう!
「心臓とは?」「高血圧とは?」「動脈硬化とは?」など、心臓と血圧について基本から学び、血圧測定や動脈硬化の血管モデルを体験することで、高血圧がもたらす血管や心臓への影響について理解を深めてもらいました。
減塩のことを知ろう!
塩分の高い食事や偏った食事は、生活習慣病につながり、高血圧から心臓にも悪い影響をもたらすことを説明し、1日に摂ってよい塩分量や、食事の中にどのくらいの塩分が含まれているかを、塩や料理カードを使って体験してもらいました。
禁煙の大切さを知ろう!
肺にタールがたまるとどうなるのか、肺モデルによる実演や、たばこを吸うと将来の自分の顔はどうなるのかをアプリを使って体験してもらう等、喫煙がもたらす健康への影響を学んでもらいました。
参加者の声
■ 普通の血管と動脈硬化の血管の違いが、血管モデルを見てよく分かりました。
■ 普段の食事内容は、塩分をとりすぎていることが分かったので、これからは、食べるものに気を付けて生活したいと思いました。
■ 家族がたばこを吸っているので、注意したいと思いました。
■ 血圧・減塩・禁煙で学んだことを、家族や親せき、知り合いに伝えたいと思いました。
3か月後アンケートより
学び体験の実施から3か月、子ども達がその後どのようなことに気を付けてくれているのか、アンケートを実施しました。
「高血圧予防のために気を付けていることがある」と回答した児童は、全体の78.7%でした。
どんなことに気を付けているか尋ねると、ラーメンのスープを残す、しょうゆをつけすぎない、果物をよく食べる、運動をする…といった意見が多く聞かれました。
また、家族や周りの人にも、お酒をひかえることや、たばこをすわないことを伝えていると言う声も多かったです。
これからも、高血圧予防のためにできることを、実践していってもらいたいと思います。