みなさんは、自分の血圧がどれくらいか知っていますか?
高血圧は、ほとんど症状が出ないため、健康管理のためにも、普段から自分の血圧がどのくらいか知ることは大切です。
血圧測定を1日のルーティンにしましょう!
Q1.家庭で使う血圧計はどのようなものが良いですか?
A.一般的に、上腕に巻くものが正確とされています。
また、操作しやすくて、腕などに巻く布が巻きやすく、数字の表示が見やすい等、実際に自分にとって一番使いやすいものを選びましょう。
Q2.血圧はいつ測ると良いですか?
A.血圧は、1日の中でも変化します。毎日決まった時間に測定しましょう。
基本は、朝(起床後)と夜(就寝前)の2回です。しかし、勤務などで朝や夜の時間が決まらない場合は、1日1回、同じ時間に測りましょう。
- 朝:起きて1時間以内、トイレを済ませ、食事や薬を飲む前に測りましょう。
- 夜:寝る前に測り、飲酒や入浴の直後は避けましょう。
Q3.血圧を測るときはどのよな姿勢が良いですか?
A.1~2分椅子等に座って、安静にしてから測りましょう。
Q4.血圧はどちらの手で測ると良いですか?
A.原則、利き手の反対側での測定が推奨されています。
ただし、血圧値に左右差がある場合は、利き手でも測定してみましょう。
Q5.血圧は何回測ると良いですか?
A.1機会に2回測りましょう。
2回測り、1回目・2回目の測定値とその平均値を記録しましょう。
Q6.家庭血圧を測定するのはどうしてですか?
A.健診や医療機関での受診時以外でも、自分の血圧値を把握し、健康管理に役立てましょう。
高血圧の診断や脳血管疾患の発症を予測する方法として、家庭血圧が優れていることが知られています。
定期的に家庭血圧を測定することで、血圧の変動の傾向を把握することができ、早期の生活改善や医療機関受診にもつながります。
参考資料
- 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編:「高血圧治療ガイドライン2019」ライフサイエンス出版
- 日本高血圧学会、日本高血圧協会、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 編「一般向け『高血圧治療ガイドライン』解説冊子 「高血圧の話」」ライフサイエンス出版
家庭での血圧測定については、日本高血圧学会のホームページにおいても紹介されていますので、下記の関連リンクをご参照ください。