愛媛県の健康課題である“高血圧”。
日頃の食事で食塩を摂り過ぎないように意識することが、高血圧症など生活習慣病の予防につながります。
減塩のために今日から家庭でできること
減塩のための調理のコツ
◆旬の食材、新鮮な食材を選ぶ
旬の食材や新鮮な食材を使うことで、食材の味を生かし、少ない味付けでおいしく食べることができます。
◆だしをきかせて旨味をプラス
だしをきかせると、調味料の量が少なくてもおいしく仕上がります。
だしは、かつお、こんぶ、煮干し、しいたけなどの乾物からとる方法だけでなく、だしパック、粉末だしから手軽にとる方法もあります。
顆粒だし類は、食塩が含まれているものもあるため、使う量に注意が必要です。
◆香味野菜や香辛料、酸味で味のアクセントをつける
香りのよい食材や調味料を使うと、風味がよくなり、料理の味が引き締まります。
・香味野菜・・・ねぎ、しそ、しょうが、にんにく、みょうがなど
・香辛料 ・・・唐辛子、こしょう、カレー粉等のスパイスなど
・酸味 ・・・酢、レモン・ゆず等の柑橘類など
◆調味料は適量を使う
しょうゆ、みそ、ソースは、他の調味料より多く塩分が含まれているため、味付けのタイミングを工夫することで、少量でもしっかり味を感じることができます。
減塩・低塩の調味料も市販されているため、上手に活用しましょう。
【主な調味料の食塩相当量】
小さじ1(5ml) | 大さじ1(15ml) | |
食塩 | 5.9g | 17.8g |
こいくちしょうゆ | 0.9g | 2.6g |
ウスターソース | 0.5g | 1.5g |
中濃ソース | 0.3g | 1.0g |
米みそ | 0.7g | 2.2g |
麦みそ | 0.6g | 1.9g |
トマトケチャップ | 0.2g | 0.5g |
マヨネーズ | 0.1g | 0.2g |
(日本食品標準成分表2020年版 八訂)
減塩のための献立のコツ
献立の全体が薄味になると物足りなく感じることもあります。料理の味付けにメリハリをつけることで満足感が高まります。
減塩のコツは、「動画で見るえひめの減塩」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。