皆さん、「中食」についてご存知ですか🤔
「中食」とは、惣菜店・スーパー・コンビニエンスストア・デリバリー(宅配・出前)などで、調理済みの食品を購入して食べる形態の食事のことです。
中食の利用は年々増加の傾向にあります。中食の目的は、年代によって様々です。
〇幼児
消化器官が未発達なため、成長に必要な栄養素を一度に摂取することができません。そのために補食として、子ども用のせんべいやビスケットなどを利用し、不足しがちな栄養素を補います。
〇習い事や部活動がある小学生~高校生
運動前後に、運動量に見合ったエネルギーの補給が必要です。
〇社会人
残業や交代勤務により夕食が遅くなる場合もあるため、深夜の食事を避けることや、空腹感軽減のために夕食を2回に分けて摂る方が良い場合もあります。
〇妊産婦
身体を動かしづらいときや、体調がすぐれないときがあるため、中食が利用されています。
〇高齢者
買い物や料理の準備が困難であったり、好みの食品をスーパーやデパ地下で購入する楽しみを目的として、中食が利用されています。
中食は、手軽に利用することができ、家事の負担も軽減するため、多くの人がその目的に応じて利用しています。
しかし中食には、味付けの濃い食品も多く、気づかない間に塩分を摂りすぎているかもしれません😲
そこで、中食を利用しながら減塩に取り組むためのポイントを3つご紹介します😊
中食を利用しながら減塩に取り組むためのポイント
◆購入前に、栄養成分表示の「食塩相当量」の項目を確認しましょう。
食品の容器・包装には、栄養成分が記載されています。デリバリーでも、店のホームページなどに記載されている場合があります。厚生労働省が推奨する1日当たりの食塩摂取量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満(15歳以上)です。1日の食塩摂取量の配分を考えながら食品選びをしてみましょう。
栄養成分表示(100g当たり) | |
熱量 | 〇kcal |
たんぱく質 | 〇g |
脂質 | 〇g |
炭水化物 | 〇g |
食塩相当量 | 〇.〇g |
※栄養成分表示は、「1食当たり」や「100g当たり」など、食品単位当たりの表示が商品によって異なります。1食当たりの正確な食塩相当量を知るには、「何g当たりの食塩相当量」が表示されているのか注意して表示を確認しましょう。
◆調味料はかけすぎないようにしましょう。
コロッケ、麺類、にぎり寿司、サラダなどを食べるとき、付属の調味料を全部かけないようにし、一口食べてから必要な分量をかけましょう。また、調味料(しょうゆやソースなど)は「かける」より「少しだけつける」方が食塩摂取量を減らすことができます。この習慣を身につけて、薄味に慣れていきましょう。
◆麺類の汁、漬物は半分程度残しましょう。
麺類の汁や、お弁当の付け合わせの漬物や梅干しには、塩分が多く含まれているので、摂りすぎに注意しましょう。半分程度残すと、食品によりますが0.5~2gの減塩になります。
減塩のコツは、「動画で見るえひめの減塩」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。