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“愛媛と減塩”を知る

愛媛県民に減塩推進が必要な理由

愛媛県民は塩分を摂りすぎています!

 食塩は、食べ物の消化を助けたり、体の機能維持において大切なはたらきを担っており、体には欠かせません。一方で、とりすぎると、体に負担がかかり、様々な病気にもつながります。

 このことから、愛媛県では、1日当たりの食塩摂取量7g未満を目標値としていますが、最近の調査結果では、愛媛県民は1日当たり平均10.1gを摂取しており、塩分を摂りすぎている状況です。

食塩摂取量の目標値について
詳しく知りたい!

塩分を摂りすぎるとどうなる?

 食塩を摂りすぎると、のどが乾きやすくなったり、体がむくみやすくなります。また、血液中の塩分濃度が高くなり、この濃度を薄めようと血管内の水分が増えることで、血液量が増え、血管に対する圧力が高まります。この圧力(血圧)が高いままとなると、高血圧になります。

高血圧を放っておくとどうなる?

 高血圧自体に特徴的な症状はないので放置されがちです。しかし血圧の高い状態が続くと、心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化を招いて脳血管疾患心疾患などの命に係わる重大な病気を引き起こすリスクが高くなります。腎臓にも負担がかかるため、腎不全を引き起こし、透析療法や腎臓移植が必要となることもあります。

愛媛県では心疾患で苦しむ人が多いことを知っていますか?

愛媛県は、高血圧とも関係が深い心疾患の死亡率が男女ともに全国1位です。
心疾患は、心臓の構造や機能(働き)の異常により生じる病気の総称で、心不全、虚血性心疾患、急性心筋梗塞、不整脈などが含まれます。
高血圧は、心疾患の最大の危険因子であることが知られており、心疾患の予防のためにも、減塩の実践による高血圧予防は欠かせません。

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“愛媛と減塩”の深〜い関係

愛媛県の健康課題が「高血圧」であることを知っている者の割合

【出典】令和4年愛媛県県民健康調査報告書

特定健診(令和元年度)における収縮期血圧の平均値(都道府県比較)

【出典】第7回NDBデータベース(厚生労働省)

高血圧症の割合(40〜74歳、特定健診受診者)

【出典】令和3年度愛媛県ビッグデータ活用県民健康づくり事業データ分析報告書(一部改変)

食塩摂取量の分布(20歳以上)

【出典】令和4年愛媛県県民健康調査報告書
愛媛県は、全国的にも血圧が高めですが、40歳以上の半数以上が高血圧症の有病者または予備群です。
高血圧の予防に欠かせない減塩ですが、令和4年に愛媛県が実施した調査では、約8割が愛媛県の目標値である7gを超えて摂取していました。
もしかしたら、あなたも
塩分を摂りすぎているかも...
今日の塩分摂取量をチェック

えひめ“ご塩慮”活動
-まじめな減塩で、健康な愛媛県に!-

高血圧の発症や重症化を予防し、愛媛県の健康寿命をのばすためには、県民総ぐるみでの減塩活動が重要です。
愛媛県では、「まじめ」な県民性を生かし、県民や県内保健医療従事者・関係機関や企業・団体等の皆様に、一人ひとりが出来ることから減塩の取組をはじめて欲しい!また、その輪を広げたい!との想いをこめて、“ご塩慮”活動に取り組んでいます。
当サイトでは、身近にできる減塩や、愛媛県のみなさんの減塩の取組をご紹介しております。ぜひ参考にしていただき、“ご塩慮”いただきますようお願いします。